captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

かぐや姫の物語

スタジオジブリ制作のアニメーションである。

 

手描きのような画風の美しさが、話題になった作品だ。

 

話の流れは、ほぼ、竹取物語と同じだ。

 

竹の中から生まれた「かぐや姫」が、おじいさんとおばあさんに育てられ、やがて都に出る。

 

貴族達から求婚されるが、断る口実として、実現不可能な要求をする。

 

最後に、帝の求婚を拒否し、月に帰って行く。

 

内容が分かっているので、安心して観ていられるという人と、ワクワクしないという人がいるだろう。

 

映画館のような大きなスクリーンで、画像の美しさを味わうといいかもしれない。

 

この映画の失敗は、吹き替えがプロの声優ではないところだ。

 

かぐや姫」というありふれた題材ゆえ、客寄せに俳優を選んだのだろう。

 

俳優は、表情と仕草と台詞で勝負している。

 

声優は、台詞だけで勝負しているのだ。

 

プロの声優を使っていれば、相当素晴らしい作品に仕上がっていたはずだ。

 

それだったら、お金を出して映画館に足を運んだだろう。

 

素人に出すには、日本の映画館は高すぎる。