トム・クルーズ主演、アメリカの映画である。
ロサンゼルスでタクシードライバーをしているマックス。
美しい女性アニーが、客として乗ってきた。
目的地に着くまで賭をして盛り上がる。
別れ際、彼女は名刺を手渡して去った。
これが、後の伏線になっている。
次に乗せたのが、ビジネスマン風の男である。
この映画の主人公、ヴィンセントだ。
彼は、マックスのタクシーを貸し切る。
依頼された殺人のための足として。
やがてマックスは気付くが、逃げられない。
ヴィンセントは、ターゲットだけでなく、彼の鞄を盗んだ少年達も容赦なく撃ち殺した。
人が一人死んだところで、何の変化もないと、冷酷に言い放つヴィンセント。
マックスは、それに逆らうが、逃げることができなかった。
この作品は、ヒーローが似合うトム・クルーズが悪役を務めている。
何の違和感もないところが、流石だ。
ただ、スマートな殺人犯の白人と、真面目で気弱なタクシードライバーの黒人を対比して見せているのが、気に入らない。
いかにも、ステレオタイプな感じがした。