アメリカ・カナダ合作の映画である。
2012年、人類が滅亡するというマヤの予言が実現している作品だ。
惑星直列によって太陽に異変が起き、大量のニュートリノが地球に降り注いだ。
それにより地球内部が電子レンジのように加熱され、マントルの流動性が増した。
マントルに浮いている形である地殻が、異変を起こす。
「日本沈没」の世界バージョンである。
「日本沈没」では、飛行機や船で世界各国に移住するという結末だった。
この作品は、選ばれた者が箱船に乗る。
旧約聖書にヒントを得たものになっている。
動物のつがいを積み込むシーンもあった。
世界中の人類が犠牲になる中、選ばれたごく一部の人間が箱船に乗るのだが、ペットを持ち込むシーンがあった。
一気に興醒めした。
CGは迫力があって、たいしたものだと思う。
シナリオは、「日本沈没」が勝っている。
ラストは、ありきたりで、つまらない。