マイケル・ダグラス、グレン・クローズ主演、アメリカの映画である。
弁護士のダンは、妻のベス、幼い娘のエレンと幸せに暮らしていた。
ある日、出版社のパーティーに出掛け、一人の女性アレックスと知り合う。
数日後の週末、ベスとエレンは実家に遊びに出掛けた。
ダンは、偶然アレックスと再会する。
食事のとき、アレックスはダンを誘う。
そのまま彼女のアパートに行き、肉体関係を結ぶ。
ダンにとっては、一時の遊びだが、アレックスは真剣だった。
冷たく引き離すダンを、アレックスを諦められない。
自殺未遂をし、さらに、ストーカーになっていく。
ついにアレックスは、ダンの娘エレンを誘拐した。
少し古い映画なので、現代のストーカーとは、やや趣が異なるが、不気味さは同じだ。
勘違いからの思い込み、しつこい付きまとい、やがて殺意に変わっていく様子は、いつの時代も同じだろう。
中盤からは、「いつか殺人に発展する」雰囲気を高めている。
見応えのある作品だ。