アメリカのアクション映画である。
ニューオーリンズ市警に勤務する警官ダニーは、1年前、FBIが追っていた強盗犯マイルズを逮捕した。
その時、逃走しようとしたマイルズの恋人が、車にはねられて死亡してしまう。
ダニーは、この手柄によって相棒とともに刑事になった。
逮捕から一年、ダニーの妻モリーが出掛けた後、携帯が鳴った。
相手は、脱獄したマイルズだった。
復讐をにおわす電話に怒ったダニーが外へ出たところで、車が爆破され、続いて家が爆破された。
ダニーは、出掛けたモリーを追う。
しかし彼女は、マイルズに拉致されてしまった。
マイルズから電話が入る。
12個のトラップを解除する勝負だと。
12ラウンド終えて、生き残っていたら妻を返してやるという。
ダニーは、FBIと協力してマイルズを追うが、常に先回りされてしまう。
爆破シーンは、派手にやっているが、如何せん演技力が問題だ。
なにせ、主役がプロレスラーである。
妻のもリーは看護師のはずだったが、ヘリを操縦するシーンがある。
「なんでやねん」と、突っ込みを入れたくなるほどだ。
肉体自慢のプロレスラーが主役なのだから、裸で格闘する方が受けたのではないか。
映画関係の仕事を目指している若者には、あら探しをする恰好の教材になるだろう。