イタリア・ソ連合作の映画である。
フランス皇帝ナポレオン・ボナパルトは、20年間君臨した。
しかし、周辺諸国が連合してフランスを攻め、ついにパリは陥落した。
ナポレオンは、近衛兵1,000名とともに、エルバ島に流される。
十ヶ月後、近衛兵とともに島を脱出し、フランスに上陸した。
フランス国王ルイ18世は、ナポレオン討伐のため軍を差し向けるが、全員ナポレオンに帰順してしまう。
ナポレオンは、皇帝に返り咲いたのだ。
後半は、英露軍との戦いだ。
歴史に残る、ワーテルローの戦いである。
騎馬軍団も歩兵団も、大量の人員を導入して、圧巻の迫力だ。
1970年の作品だから、当然、CGなど使っていない。
広大な土地で繰り広げられる戦闘は、遠距離からの撮影も駆使して、スケールの大きさをうかがわせる。
当時の戦闘は、防御なしで攻撃し合い、沢山生き残った方が勝ち、みたいな感じで、痛々しい。
ほぼ、歴史的事実であり、ストーリー自体は単純である。