ブラットリー・クーパー主演、アメリカの映画である。
主人公パットは、元高校教師だ。
ある日、同じ高校教師の妻ニッキが、自宅で同僚と浮気をしていた。
たまたま、自宅に戻ったパットが浮気現場を目撃して激怒。
相手の男を叩きのめしてしまう。
裁判の結果、精神病院で療養することになった。
躁鬱病と診断されたのだ。
母親の努力もあり、八ヶ月で退院する。
だが、ニッキや勤務していた高校に接近禁止命令が出されていて、ストレスが溜まり、夜中に激怒して大騒ぎをし、警察ざたにもなる。
そんな折、友人宅に食事を招待され、友人の妻の妹ティファニーと出会う。
彼女は、夫を事故で亡くし、性依存症になって治療を受けていた。
同じような精神的な病を抱えているパットとティファニー。
ひょんなことから、ダンス大会に出場することになって、練習を始める。
この映画では、パットの父親役でロバート・デ・ニーロが出演している。
この父親は、アメフトのテキ屋をやっていて、神経質で、いつも験担ぎをする。
パットの精神疾患は父親からの遺伝ではないかと思わせる、正常と異常のギリギリの境目を演じている。
流石だ。
この作品は、口論のシーンが多い。
多すぎて辟易するくらいだ。
それでも、ハリウッド映画らしく、ラストはハッピーエンドで、ほっとする。