香港・中華人民共和国合作の映画である。
七月は「チーユエ」、安生は「アンシェン」と読み、主人公である2人の女性の名前だ。
上海で暮らす安生の元に、映画関係者がやってきた。
ネットで評判の小説があって、作者を紹介して欲しいということだった。
小説の登場人物が安生だから、会いに来たという。
ここから、回想シーンに入っていく。
13歳のとき、七月と安生が出会った。
真面目な優等生の七月と、自由奔放な安生の成長が、生き生きと描かれている。
高校に進学した七月は、一人の男性を好きになる。
告白された安生は、こっそり、どんな男かを確かめに行く。
そして彼女も、その男性を好きになってしまう。
後半は、現実の回想シーンと小説の区別が付きにくい。
わざと、その様な演出をしているのだろう。
引き込まれる作品である。
一度観て、すぐにもう一回観た。
これは、秀作である。