ジョニー・デップ主演、アメリカのコメディ映画である。
グウィネス・パルトロウが、妻役を演じている。
主人公チャーリーは、イギリスの貴族であり、インチキ画商をしている。
家計は火の車で、財産を売って凌がなければならないのだが、気にしていない。
ある日、絵画修復師が殺され、ゴヤの名作が盗まれた。
作品の裏には、ナチスのスイス銀行口座番号が書かれているのだ。
これをめぐって、ロシアに行ったり、アメリカに行ったり。
「ルパン三世」シリーズみたいな展開だが、ルパンシリーズの方が圧倒的に面白い。
この作品は、ジョニー・デップの魅力で何とか持っているようなものだ。
莫大な資金をつぎ込んだ、学芸会の出し物。
脚本がイマイチなのだ。
どこをどうすれば面白くなるか、映画制作を学ぶ者にとっては、良い教育材料にはなる。
突き詰めていくと、ルパン三世の実写版みたいになってしまうかも知れないが。