captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

追憶 ( 1973 )

ロバート・レッドフォード主演、アメリカの映画である。

 

第二次世界大戦の前、主人公ハベルは、大学時代にケイティーと出会う。

 

卒業後ハベルは軍へ入隊し、二人は別れ別れになるが、戦後、ニューヨークで偶然再会する。

 

二人は、西海岸に移り住む。

 

ハベルは、小説家として認められるようになり、映画の脚本も手がけるようになった。

 

妻のケイティーは、学生時代からずっと、政治活動を熱心に続けている。

 

政治活動とは、則ち、共産主義活動だ。

 

1950年になって、「赤狩り」が始まると、ハベルにまで影響が及ぶようになって来た。

 

ハベルは、政治活動には全く興味がない。

 

ケイティーは、共産主義活動を止めようとはしない。

 

結局、離婚することになる。

 

この後、それぞれの生活があり、ラストシーンに向かう。

 

観客の予想を裏切りつつ、心に残るラストを演出しているのは、なかなかのものだ。

 

この当時は、まだ、しっかりした脚本があったのだ。

 

最近のハリウッドは、脚本家不足だ。

 

日本のアニメに原作を求めたりして、失敗を繰り返しているように感じる。

 

アニメを実写化して成功したものなど、思い出せない。

 

将来、映画制作に携わろうという人は、20世紀の映画を大量に観るのが一番ためになる。