ロバート・レッドフォード主演、アメリカの映画である。
第二次世界大戦の前、主人公ハベルは、大学時代にケイティーと出会う。
卒業後ハベルは軍へ入隊し、二人は別れ別れになるが、戦後、ニューヨークで偶然再会する。
二人は、西海岸に移り住む。
ハベルは、小説家として認められるようになり、映画の脚本も手がけるようになった。
妻のケイティーは、学生時代からずっと、政治活動を熱心に続けている。
政治活動とは、則ち、共産主義活動だ。
1950年になって、「赤狩り」が始まると、ハベルにまで影響が及ぶようになって来た。
ハベルは、政治活動には全く興味がない。
ケイティーは、共産主義活動を止めようとはしない。
結局、離婚することになる。
この後、それぞれの生活があり、ラストシーンに向かう。
観客の予想を裏切りつつ、心に残るラストを演出しているのは、なかなかのものだ。
この当時は、まだ、しっかりした脚本があったのだ。
最近のハリウッドは、脚本家不足だ。
日本のアニメに原作を求めたりして、失敗を繰り返しているように感じる。
アニメを実写化して成功したものなど、思い出せない。
将来、映画制作に携わろうという人は、20世紀の映画を大量に観るのが一番ためになる。