イギリスの映画である。
舞台は、東南アジアの仮想国。
香港やマカオの山間部のようなところだ。
日本大使館に、イギリス人が大使の息子の家庭教師として赴任してきた。
元陸軍大佐としての武勇伝を息子が気に入り、休日には二人で遊びに出掛けていた。
そんなある日、2人はテロリストに誘拐される。
反政府組織が、捕まっている仲間60数人の釈放を要求してきた。
政府は、取引をするつもりはないことを大使に告げる。
ちなみに、大使は三船敏郎が演じている。
この映画には、リアリティというものが全く無い。
銃撃戦や、車での逃亡から怪我や汚れなどのメイクに至まで、学芸会みたいな出来である。
よく、三船敏郎が引き受けたものだ。
彼の演技だけが、浮いてしまっている。
なお、「ペーパー・タイガー」とは「張り子の虎」のことで、主人公の家庭教師を表している。