ジャッキー・チェン主演の香港映画である。
タイガーとドラゴン ( ジャッキー・チェン ) は、カンフー道場で兄弟のように育てられた。
師範はタイガーを気に入っており、ドラゴンはいつも遠慮していた。
道場対抗の獅子舞があり、頭を持つのはタイガーである。
そのタイガーが練習中に怪我をして、急遽、慣れないドラゴンが頭を受け持つことになった。
そして、獅子舞当日。
対決相手の獅子頭が、怪我をしたはずのタイガーだった。
当然、ドラゴンは負けてしまうが、タイガーのことは黙っていた。
その後、タイガーは破門され、敵対する道場に移籍する。
この獅子舞は、日本のものとはかなり違う。
大きくて、数人で操る。
動きも、アクロバティックで、迫力がある。
物語としては、それまでの、「敗北→名人との出会い→猛特訓→復讐」というパターンとは違う。
しかし、若い頃のジャッキーの動きは素晴しい。
格闘シーンは、何度観ても飽きない。
ジャッキーの作品は、随所にお笑いがあるので、楽しくていい。
40年近く前の作品であるが、色あせしていない映画である。