レオナルド・ディカプリオ主演、イギリスの映画である。
天才詩人ランボーと、彼を世に送り出したと言えるヴェルレーヌの出会いと別れを描いた秀作である。
ヴェルレーヌは、送られてきた詩に感激して、作者をパリに呼び寄せた。
会って、その若さに驚いた。
ランボーは、まだ、16歳だったのだ。
自宅に招き、同居することになるが、繊細で美しいのは「詩」だけ。
ランボーは、粗野で、言葉遣いも荒く、盗癖さえあった。
気の弱いヴェルレーヌは、酒の力を借り酔った勢いで、不平を言う妻を怒鳴りつける。
しかし、とうとうランボーは追い出され、ヴェルレーヌは家出して追いかける。
愛し合っていた二人は、同棲することになった。
幸せな日々は、長くは続かない。
ヴェルレーヌは、同性愛の罪で服役することになる。
この作品では、ディカプリオの美しさが目を惹く。
元々童顔ではあるが、当時20歳とは思えないくらい、美少年である。
ヴェルレーヌも世界的な有名詩人であるのだから、もう少し良いところを表現してもらいたかった。
そういう作品だ。