巨匠ロートレックを描いた、イギリスの映画である。
パリのカフェ「ムーラン・ルージュ」に通うロートレックは、一人の女性と恋仲になる。
然し彼女は、ロートレックから金をせびっては他の男に貢ぎ、ついには彼の元を去ってしまう。
彼は、少年の頃に足を怪我し、足の成長だけが止まっていた。
そのため、上半身は大人であるが、身長が150センチほどしかなかった。
女に去られてから酒に溺れ、自殺未遂までする。
それでも、絵に対する情熱があり、再び作品に取りかかるが。
美しい作品であるが、寂しさが残る。
ロートレックの生涯が、その様なものであったから仕方がないのだが。