アンディー・ラウ、サミー・チェン主演の香港映画である。
元泥棒のパートナー、その後、結婚して大富豪になった二人は、優雅な暮らしをしていた。
ところがある日、夫が一方的に離婚して姿をくらましてしまう。
二年後、元妻は別の金持ち男性からプロポーズされ、承諾した。
彼の母親が持っている宝石に目が眩んだのである。
ところが、その宝石が、何者かに盗まれる。
手口の鮮やかさから見て、元夫らしい。
元妻は、元夫に再会するが、白血病を発症する。
さらに、元夫までも急性白血病になってしまう。
現実の世界では、この様な病気は突然来るものだが、脚本では、いただけない。
最初から、咳が止まらないとか体調不良とかのシーンがあれば、「ああ、具合が悪かったんだ」と納得できるのだ。
脚本は、必然でなければ、話が嘘っぽくなる。
物語に没入していても、急にしらけてしまうのだ。