筒井康隆の小説を原作として、何度も映画化されている。
アニメやテレビドラマにもなっている。
その中で、大林宣彦監督、原田知世主演の作品が、原作に近くて違和感なく楽しめる。
素朴で、切なくて。
ただ、原作を読んでいる人には、どの作品も物足りないだろう。
小説を読んでイメージした世界は、実写で作り出すのは不可能だからである。
全作品を観たわけではないが、後発になるほど、前作との違いを出そうという無理が出ている。
それに、台詞が、日本語として汚い。
今風にしようとしているのだろうけど。
アニメになると、主人公自体、原作とは変わってしまっている。
それでも、吹き替えが下手くそであることに目を瞑り、新たな別の作品として観れば、後発の実写版を超えて、面白い。
SFは、ハリウッドみたいに多額の資金をつぎ込むか、アニメにするかだね。