ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン主演の映画である。
東京を舞台に、孤独を扱ったものだ
主人公ビルは、ハリウッドの映画俳優である。
通訳は付いているものの、彼自身、日本語が全く分からないので、疎外感を感じる。
妻と子供がいるが、心が通っていない。
彼は、同じホテルに宿泊している若いアメリカ人女性と知り合った。
彼女は、旦那について来日したのだったが、旦那が仕事に出ているので、日中は独りだ。
二人は出会うが、深い関係にはならない。
言葉の通じない日本に来て、孤独を癒してくれる「友人」なのだ。
淡々とした作品である。
僅かな予算と短期間の撮影だったにも関わらず、アメリカではヒットした。
個人主義の国であるから、「孤独」が、口に出来ない一つのテーマなのかも知れない。