アメリカの原子力発電所が、小さな事故を起こす。
たまたま、記者とカメラマンが取材に来ていた。
彼らは何が起こったか理解できなかったが、映像を専門家に見せて「重大な事故」になりかねない状況だったことを知る。
二人は原発の管理者に連絡し、管理者は経営陣に報告する。
しかし、経営側は、事故を隠蔽し運転を続けた。
そして、次の事故が起きる。
この映画は、正義の管理者と記者VS欲にまみれた経営者を描いたものだ。
暗殺さえ辞さない経営陣は、大企業では当たり前なのかも知れない。
原発事故が起き、核燃料が溶け落ち、地球の裏側・中国まで貫通して放射能をまき散らすということで「チャイナ・シンドローム」と題がつけられた。
実際には、溶け出した燃料はじきに固まるし、アメリカの裏側は中国ではない。
それはともかくとして、「チャイナ・シンドローム」という言葉自体、話題になった。