キャシー・ベイツ主演の、恐怖映画である。
「ミザリー・シリーズ」で流行作家になったポールは、別荘でミザリーの最終回を書き上げ、車で帰途につく。
ところが、猛吹雪で事故に遭い、車は大破、本人は気絶する。
助けてくれたのが、元看護師のアニーだ。
アニーは、ポールを家に連れて行き、看護する。
ポールは、両足と腕を骨折していた。
ここまでは、親切な女性だ。
しかし彼女は、ストーカーだったのだ。
そして、些細なことでキレる。
抵抗できないポールは、何をされるか分からず、一刻も早く逃げ出したかった。
ポールは、アニーに強制され、新しいミザリーを書かされる。
アニーが町へ買い出しに行っている間に、逃げ出そうとするも失敗。
ついには、両足首をハンマーで砕かれてしまった。
この部分、原作では斧で切断されることになっている。
あまりに残酷なので、映画では変えたのだろう。
だんだん狂っていくアニーに対して、ポールは命の危機を感じる。
平坦な道から、だんだん山登りをしていくように恐怖感が高まっていく作品である。