トム・ハンクス主演の映画である。
全編、ほぼトム・ハンクス1人だ。
搭乗させてもらった貨物機が太平洋に墜落し、たった一人、無人島に流れ着く。
島でのサバイバル、孤独との戦いが描かれている。
バレーボールに顔を描き、「ウイルソン」と名付け、仲間として暮すのだが。
「ウイルソン」と、国に残してきた婚約者への愛が、生きる気力の源となっていた。
「ウイルソン」の存在は大きい。
自分が同じような目に遭ったら、「ウイルソン」を作ることで生き延びられそうだ。
後半、ウイルソンとの別れは、実に切ない。
彼は無事に救出されるが、四年の歳月は長すぎた。
それでもラストシーンは、ほのぼのと温かい。