一流の料理人が主人公である。
シェフを務めるレストランに有名な料理評論家が来ることになって、新作を提供しようと張り切っていた。
開店直前に、レストランのオーナーがやってきて、いつもの料理を出せと言う。
ダスティン・ホフマンが、憎まれ役のオーナーを演じている。
この超保守的なオーナーは、冒険が出来ない。
結局、評論家は自らのブログで、シェフの古くさい料理だけでなく人格まで否定し、誹謗中傷で塗り固めた。
そのあと、すったもんだで、結局レストランを辞めてしまう。
彼は、離婚していて、週末だけ一人息子に会えるという日々を過ごしていた。
夏休み、元妻と息子とともに彼の原点であるフロリダに旅行する。
そこで、フードトラックを手に入れ、再起を図ることになった。
アメリカが抱える問題の一つに、離婚、そして離れて暮す父と子の関係がある。
だからか、離婚後の父と子の関係を、ドラマに盛り込むことが多い。
日本でも離婚が増えているから、やがて同じようになるのだろう。
アメリカの場合、別れても友人関係が続くことが多いのか、ドラマの設定も、その様なものばかりではあるが。
日本のように、憎しみあっての離婚は、少ないのかね。
それとも、理想として描いているのか。
それはともかくとして、この映画は、ハッピーな気分になれる作品である。