40年ほど前の、アメリカの映画である。
60秒あれば、どんな車も盗み出す車泥棒の話だ。
表の顔は保険調査員、裏の顔は車泥棒グループのリーダーが主人公である。
ある日、部下が盗んできた車に大量のヘロインが隠されていた。
リーダーは、車もろとも燃やしてしまう。
売りさばいて大儲けしたい者が、これに腹を立て、リーダーを裏切る。
次に車を盗む計画を、警察にリークしたのだ。
リーダーが、盗んだ車で逃げるところをパトカーが追いかけ、壮大なカーチェイスが始まる。
映画の半分が、カーチェイスだ。
95台、ぶっ壊したという。
長いカーチェイスで、うんざりした。
長すぎて冷静になり、矛盾点が目についてしまう。
脚本、監督、スタント、主演が同じ人だから、こうなってしまったのだろう。