アメリカ・イギリスの合作映画である。
アフリカの女王といっても、クレオパトラのことではない。
そこで現地人にキリスト教の布教活動していた兄妹に、戦争の知らせが入る。
やがてドイツ兵がきて、現地人を連れ去り、村は焼き払われてしまう。
ショックを受けた兄は、立ち直れず死んでしまう。
そこへ、いつも郵便物を運んでくる船乗りがきて、一緒に逃げることになった。
彼が川を行き来するのに使っているむ船の名前が、「アフリカの女王」号なのだ。
宣教師の妹は、ドイツ人に復讐したい。
そこで、川下の湖に出て、そこにいるドイツ軍艦を、手製の魚雷で攻撃しようということになった。
さまざまな困難を乗り越えて、ついに目的を果たすという映画である。
西洋の映画の特長であるが、この作品も、女性を「愚か」に描いている。
浅はかで、短絡的で、ヒステリックで、感情のみで動いている生き物であるとしている。
西洋人男性の、女性像が、そうなのだ。
いつも、その点が引っかかって仕方がない。
そうでなければ、良い作品なのだが。