久しぶりに駄作を観た。
先日テレビでやっていたので、録画しておいたものだ。
オゾン層が破壊されて、その上の「中間圏」のマイナス90度という冷気が地上を凍らせるという映画である。
現実にオゾンホールから冷気が下降した、という話は聞いたことがないが。
この映画では、強烈な冷気に長時間晒されて凍り付いた車のエンジンが、あっさり始動する。
なのに、航行中のアメリカ原子力空母が、凍り付いてしまう。
主人公の娘は、目の前で親友と彼氏が冷凍になったというのに、全く悲しみを見せないし、取り乱すこともない。
CGが、中学生でももっとリアルなものを作るだろう、と思うほど稚拙だ。
この7年前に作られた「ザ・デイ・アフター・トゥモロー」と、えらい違いだ。
安物の映画とは、こういうものを言う。
前にも書いたが、この様な駄作をたくさん見ることで、秀作が解るようになる。
駄作も、必要なものなのだ。