アメリカ先住民を悪者として描いた作品である。
バート・ランカスター主演。
この映画では、インディアンは残虐で、捕まえた女は集団でレイプし、男は時間をかけてなぶり殺しにする極悪非道の存在として描かれている。
現実は真逆で、残忍なのはヨーロッパから移住してきたアングロサクソンであった。
彼らは、平和に暮す先住民を虐殺した。
その数は、600万人と言われている。
ほぼ、絶滅に追い込んだのだ。
現代のアメリカ人は、先住民のことをインディアンではなく「ネイティブアメリカン」と呼ぶ。
先住民は、「何を今更。我々はインディアンで結構」ということで、自分たちを「インディアン」と呼んでいる。
この映画では、移住してきたアングロサクソンがやってきたことを、先住民がしたこととして描いているのだ。
この映画を観るなら、そのことを頭に入れて観ると良い。
白人 ( アングロサクソン ) とは、どういう生き物かが解るだろう。