カナダのバンクーバー、トレーラーハウスに住む23歳のアンが主人公である。
彼女は、清掃員。
17歳と19歳の時に産んだ子供、失業中の夫との4人で暮している。
彼女は、末期癌が見つかり、余命二ヶ月が宣告される。
ショックから立ち直った彼女は、残りの人生でやりたいことをノートに書き出していく。
それが10個になり、一つずつ実行していく。
自分がいなくなった後のことを考えて、夫を隣の独身女性とくっつけようとしたり、深刻な話題の中に、ユーモラスなシーンも入っている。
娘が18歳になるまで、毎年誕生日に送るメッセージを録音する姿は、実に切ない。
もし自分が、命の期限を突きつけられたら、笑って死ねるように締めくくることが出来るか。
考えさせられる作品である。