核兵器を使った戦争で、地球全体が放射能に汚染され、人類が最後の時を迎えている。
この手の映画の先駆けである。
かつて大気圏核実験が頻繁に行われ、広島や長崎に落とされた原爆の何倍も強力な「水爆」実験まで行われていた。
その当時に作られた映画である。
北半球が全滅し、人類が生存しているのはオーストラリアだけというところから映画は始まる。
やがて、そこにも放射能汚染が広がってくる。
現代では、強い放射線でない限り、すぐに死ぬことがないことはみんな知っている。
この映画では、汚染が来る前に住民が服毒自殺するのである。
極端な話だ。
原作に忠実なのだろうけど。
やりきれない映画である。