アメリカの映画である。
主人公は、新聞記者である。
クメール・ルージュが大量虐殺を始めた頃、国外脱出を謀るが失敗。
農場へ送られてしまう。
そこでは、意味もなく人々が銃殺されていた。
やがて、脱走するが、途中で力尽きてしまう。
そこを、別の農場のリーダーに救われて、彼の為に働くが、素性は隠している。
カンボジアでは、知識人は全部殺される運命にあったからである。
読み書きが出来る、めがねをかけているというだけで殺された人もいる。
せっかく隠していたのに、ある日こっそりBBC放送を聞いているところを見つかってしまった。
しかし、リーダーはポル・ポト政権に反対していて、自分の子供を彼に託す。
やがてリーダーは殺され、主人公は彼の子供を連れて地雷原を逃げるのだ。
この映画は、凄まじい。
全編に、不安と恐怖が満ちている。
共産主義者や左翼思想の者は、この映画は嘘で固められているという。
私は、この作品は真実に基づいていると思う。
カンボジアでは、数百万人が虐殺された。
ポル・ポト政権が倒れ、平和が戻ってきても知識人が全員殺されてしまっていたので、復興が進まないのだ。
この映画を観て、カンボジアで何が起きたのかを知ってもらいたい。