風光明媚な田舎町「ダンテズ・ピーク」の悲劇である。
そこは、住みたい街として人気があり、大企業の支社が建設されるとあって、街は活気にあふれていた。
その街のシンボルである「ダンテズ・ピーク火山」が、突然噴火し、街はパニックになる。
火山の噴火がいかに恐ろしいものであるか、この映画を観ればよく分かる。
噴煙が上がる山の麓では、銃弾のように火山弾が降り注ぐ。
さらに、巨大な火山礫、火山岩が燃えながら落ちてくるのだ。
数年前、御嶽山の噴火に遭遇した人たちは、まさにこの様な中で命を落としたのである。
火山列島日本において、明日起きても不思議ではない光景が、この映画の中にある。
一度観ておくべき作品であろう。