2016-12-21 黒い雨 映画 井伏鱒二原作の小説を、今村昌平監督が映画化したものだ。 平成元年の作品であるが、全編モノクロである。 原爆の悲惨さを、爆心地付近で被爆した家族を中心に描いている。 原爆投下直後のシーンを除き、物語は淡々と進んでいく。 この様な描き方で、原爆の悲惨さを訴えようとしても、外国人には伝わらないだろう。 映画館で観たら、退屈で寝てしまっていたに違いない。 でも、日本人って、やっぱりこんなのが好きなのかなあ。 邦画を観る度に感じることが、この映画でもあった。