captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ダウンタウン物語

イギリスで制作された映画である。

 

映画の舞台は、禁酒法時代のニューヨーク。

 

対立する二つのギャング団の抗争を描いている。

 

といっても、マーロン・ブランドアル・パチーノも出てこない。

 

出演者は、全員、十代前半であろう子供である。

 

手にするマシンガンの弾は、生クリームだ。

 

榴弾の代わりに、クリームたっぷりのパイを投げる。

 

登場する車は、自動車の形をした自転車である。

 

とても愉快な作品に仕上がっている。

 

予想外のラストが良い。

 

少女時代のジョディ・フォスターが出ていた。

キラー・ビー

アメリカの映画である。

 

殺人蜂が襲うパニック映画だ。

 

ブラジルがアフリカから輸入した蜜蜂が凶暴化して、人を襲う。

 

その殺人蜂が、バナナ船に乗ってアメリカ本土に上陸してしまう。

 

音をたてるだけで襲いかかるという狂暴さだ。

 

日本では、最近、ヒアリが上陸して話題になっている。

 

外来種には、天敵がいるかいないか分からないので怖い。

 

ツマアカスズメバチという狂暴なスズメバチが、対馬に上陸した。

 

本土上陸は、時間の問題と言われている。

 

蜂の恐怖は、映画だけでなく現実のものとなりそうだ。

バーニング

アメリカ・カナダ合作のホラー映画である。

 

嫌われ者だったキャンプ場の管理人が、ある日、少年達の悪戯で火だるまになる。

 

全身大火傷で、命は助かったが、化け物のような外見になってしまった。

 

そして、復讐が始まる。

 

当時の少年達だけでなく、関係ない人たちも、次々に殺す。

 

殺し方が、実に残忍だ。

 

植木バサミで切り付けたり、刺したり。

 

手の指を一瞬で切り落とすシーンなど、ぞくっとさせられる。

 

そんなシーンが満載の映画だ。

 

13日の金曜日」がヒットし、その亜流ではあるが、見応えのある作品である。

ローマ法王の休日

イタリア・フランス合作のコメディーである。

 

名作「ローマの休日」のパロディーだ。

 

日本公開に当たって、ポスターの邦題では「法王」の文字が小さく書かれていた。

 

物語は、ローマの休日よろしく、法王の脱走である。

 

ローマ法王が亡くなると、次の法王は枢機卿達による選挙で決まる。

 

枢機卿達は、皆、「自分が選ばれませんように」と祈りを捧げているシーンなど、随所に笑いの種が仕掛けてある。

 

選出されたのは、無名の、気弱な一人であった。

 

プレッシャーに耐えきれず、会見の前に逃げ出してしまう。

 

ラストは、納得しがたいものがあるが、全体に愉快な作品だ。

私がクマにキレた理由

スカーレット・ヨハンソン主演のコメディ映画である。

 

スカーレットは女子学生、名前はアニー。

 

ひょんな事からセレブの息子のベビーシッターになる。

 

ベビーシッターのことを、アメリカでは「ナニー」と呼ぶ。

 

セレブママはエステ通いや友人との交流に忙しく、セレブパパは愛人に入り浸っている。

 

息子は、愛情に飢えて反抗的だったが、次第にアニーに心を開いていく。

 

「クマ」は、アメリカの家庭によくあるテディーベアのことで、セレブママは、隠しカメラを仕掛けていた。

 

ある日スカーレットは、セレブママがママ友にナニーの悪口を言うのを耳にした。

 

それでキレて、クマのぬいぐるみに仕込んであるカメラに向かって、思いの丈をぶちまけるのである。

 

コメディであるから、深刻なものではなく、愉快である。

 

コメディだから、当然ハッピー・エンドだ。

 

ただ、ハーバード大学の学生であるボーイフレンドとの仲は・・・。

大魔神

50年前の映画である。

 

時代考証に関しては、今とは異なる部分もあるが、そこは目を瞑ろう。

 

それよりも、埴輪顔から怒りの魔神になるシーン、窓から覗く巨大な顔、容赦なく人を踏みつぶし、建物を破壊する。

 

CGを見慣れた現代でも、十分に通用する作品だ。

 

 

ジュラシック・ワールド

アメリカの映画である。

 

スピルバーグの作品は、どれを取っても面白い。

 

物語は、「ジュラシック・パーク」閉園後、安全対策を完璧にして新しく開園したテーマパークが舞台である。

 

何事もエスカレートするもので、客は、更に凶暴な恐竜を求めるようになっている。

 

その様に考えた経営陣は、遺伝子操作で新種を作り出す。

 

これが逃げ出して、人や飼われている恐竜を襲うという話だ。

 

離婚が多く、家族の絆が失われつつアメリカでは、どんな映画にも「親子関係」が出てくる。

 

この作品でも、離婚準備中の両親が設定されているが、物語には全く関係がない。

 

テレビでは、相変わらず芸能人に吹き替えさせている。

 

そんなことをしなくても、ヒット作は多くの人が観るだろうに。

 

プロの声優に吹き替えさせないのなら、字幕の方が、ずっといい。