captainsunday’s blog

思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ポンペイ

アメリカの映画である。

 

ヴェスヴィオ山の噴火で、滅び行くポンペイが舞台だ。

 

主人公は、ケルト民族の生き残り。

 

子供の頃、ローマ帝国軍に一族が蹂躙され、一人生き延び、拳闘士となった。

 

田舎の街では圧倒的に強く、都会であるポンペイに連れてこられ、チャンピオンと戦うことになる。

 

ここに、女性との出会いが絡んでくる。

 

その女性はポンペイの有力者の娘で、ローマに遊学していたのだが、しつこい元老員から逃れて、故郷ポンペイに帰ってきた。

 

その元老員が、皇帝の大使として、娘を追ってポンペイにやってきた。

 

しかも彼は、主人公の家族達を殺した仇なのだった。

 

闘技の日、ヴェスヴィオ山が、噴火する。

 

なんとも、中途半端な作品である。

 

主人公は、拳闘士の身体ではない。

 

ましてや、最強の拳闘士というには、違和感が大きすぎる。

 

この映画は、拳闘のシーンを見せたいのか、滅び行くポンペイの惨劇を見せたいのか、復讐を果たす正義なのか。

 

さらに、闘技場や街並みに資金を遣いすぎたのか、CGがショボ過ぎた。

 

残念な作品である。

大襲撃

アメリカの西部劇である。

 

白人が契約を破って鉱山開発に来たため、インディアンは居留地を出て行く。

 

騎兵隊との戦いの中で、和睦し、居留地に戻るが。

 

街の白人達は、金欲しさに、約束を破り鉱山開発を再開する。

 

さらに、居留地管理人を殺害し、インディアンに濡れ衣を着せた。

 

騎兵隊とインディアンの戦いが始まった。

 

この作品は、わりとインディアンを好意的に描いている。

 

それでも、命を軽く扱っていることに変わりはない。

 

 

 

 

いとこ同志

フランスの映画である。

 

田舎で育った青年が、法律を学ぶため、パリに出てきた。

 

従兄のアパルトマンに同居する。

 

この従兄が、遊び人で、青年を連れ回す。

 

青年は、一人の女性に恋をするが、この女性も遊び人。

 

真面目に勉強する青年と、従兄をはじめ周りはみんな遊び人だ。

 

喋ってばかりで台詞の多い作品である。

 

青年は、やっと女性とのデートを約束するが、待ち合わせに彼女は現れなかった。

 

彼女は時間を間違えて、彼のアパルトマンに出向いたのだ。

 

そこで、従兄と結ばれ、同棲することになる。

 

青年は、あまりショックを受けた様子がない。

 

同居も、平気だ。

 

我々日本人とは、感覚が違うのだろう。

 

そういうことを「学ぶ」作品なのかも知れない。

 

ラストは、あっけない。

ヘッドライト

ジャン・ギャバン主演、フランスの映画である。

 

主人公は、長距離トラックの運転手で、馴染みのドライブインで休憩する。

 

仮眠中に見た思い出の夢が、この物語だ。

 

2年前、彼は、このドライブインでウエイトレスをしていた若い女と恋に落ちた。

 

不倫である。

 

彼は、会社をクビになり、家族を置いて家を出るハメになってしまう。

 

この映画は、モノクロだ。

 

夜道を走るトラックのヘッドライトが、暗い。

 

それが、危険な感じがして、サスペンスを醸し出す。

 

脚本は単純で、観ていて疲れない。

 

邦画のように、「なんでやねん」と、突っ込むところもない。

 

感動も、感激もない作品である。

クレイマー、クレイマー

ダスティン・ホフマン、メリル・ストリーブ主演、アメリカの映画である。

 

二人は夫婦。

 

専業主婦のジョアンナは、テッドに、自分も仕事をしたいと訴えるが、テッドは相手にしない。

 

ある日、ジョアンナは家出してしまった。

 

テッドは、残された息子と二人で暮らすことになった。

 

ところが、家事などしたことがない。

 

幼い息子は、自分のせいで母がいなくなったと落ち込む。

 

ところが、そこは親子である。

 

当初は、ぎくしゃくしていたが、1年も経つと、二人で協力して生活をするようになった。

 

そんな時、息子が大けがをする。

 

さらに、テッドは仕事で失敗して解雇され、無職に。

 

最悪の状態で、離婚手続きが済んでいる元妻が、息子の養育権を主張して裁判になった。

 

原題を直訳すると「クレイマー対クレイマー」、裁判におけるクレイマー氏らの対決ということだ。

 

テッドに勝ち目はない。

 

ラストは、なかなか感動的である。

 

 

水の中のナイフ

ポーランドの映画である。

 

30代の裕福な夫婦は、仲睦まじく、週末はヨットで過ごす。

 

その日も、港に向けて車を走らせていた。

 

そこに一人の青年が飛び出してきて、夫の悪戯心からか見栄からか、青年を連れて行くことになった。

 

ヨットで乗り出すと、夫婦はてきぱきと仕事をこなし、青年は見ているだけ。

 

青年は、大きなナイフを持っていた。

 

「森で生きるためには必要だ」と。

 

ヨットの上では、食べ物を切り分けるくらいにしか役立たないが。

 

夫は、青年の若さに嫉妬心が出てきて、いじめ心や対抗心が燃えてくる。

 

ついには、ナイフを回って喧嘩になる。

 

ナイフが海に落ちたため、青年が飛び込むが、浮かんでこない。

 

夫婦も飛び込んで探すが、見付からない。

 

ヨットに戻って、互いに罵り合う。

 

夫は、怒りにまかせて泳ぎ去ってしまう。

 

それを見ていた青年が、ヨットに戻ってきた。

 

そこで二人は結ばれる。

 

安定した、いつもの場に、異物が入ってきて、緊張がもたらされる。

 

緊張が続く作品である。

 

疲労感が残る作品だ。

ひまわり

マルチェロ・マストロヤンニソフィア・ローレン主演。

 

イタリア、フランス、ソ連の合作である。

 

戦線行きを控えた兵士と恋に落ちた女性が結婚し、12日間の有余を楽しむ。

 

その後夫は、精神病のふりをして兵役を免れようとするが発覚し、ロシア戦線へ送られてしまった。

 

戦後、戻ってこない夫、探し求める妻。

 

漸く見付けた時には、夫はロシア人と結婚し、子供までいた。

 

戦争で引き裂かれた夫婦の悲哀が、寂しい音楽と共に、心に響く作品だ。

 

地平線まで広がる「ひまわり畑」が、もの悲しい。