captainsunday’s blog

思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

パニック・ルーム

ジョディー・フォスター主演の、サスペンス映画である。

 

主人公メグは、離婚した後、11歳の娘を連れて、豪邸に引っ越してきた。

 

前の持ち主だった大富豪が亡くなり、離婚の慰謝料代わりに、夫に購入させたものだ。

 

夜、大富豪の甥が仲間を連れて、強盗に入ってきた。

 

監視カメラで観ていたメグは、咄嗟に娘を連れてパニックルームに逃げ込む。

 

しかし、甥の目的は、パニックルームにある隠し財産だったのだ。

 

甥は、凶暴な仲間を連れてきて、出て行けば殺されかねない。

 

娘は糖尿病で、インスリンが必要なのだが、慌てていたため、部屋に置いてきてしまった。

 

更に続く息詰まる展開が、まさにサスペンス ( 吊り下げられた気分 ) である。

 

ハリウッド映画の脚本は、細かいところまで伏線を張っていて、最後まで違和感がない。

 

邦画だと、「なんでやねん」と突っ込みを入れたくなって、興ざめしてしまうことが多い。

 

どうせ観るなら、最後まで、その世界に没入していたいのだ。

バトルランナー

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の、アクション映画である。

 

近未来、世界は独裁者に支配され、人々の娯楽はテレビだけだった。

 

人気番組は、「ランニングマン」。

 

この番組は、犯罪者が、自由を求めて逃げる。

 

途中、何カ所かで殺人鬼が待ち受けているが、逃げ切れば自由が得られるというものだ。

 

主人公ベンは、警察官だった。

 

トロール中に見付けた群衆に対する発砲命令を無視したため、強制労働をさせられることに。

 

収容所にいた反政府勢力の者達と協力して、脱獄するが、再び捕まってしまう。

 

そして意に反して、「ランニングマン」に出ることになった。

 

この作品は、薄っぺらい。

 

シュワちゃんが暴れ回って、勝利する。

 

それだけのものだ。

 

シュワルツェネッガー自身も、気に入らなかったようだが。

 

アメリカ人には、大いに受けた。

 

強いヒーローと、我が儘な女。

 

一昔前のアメリカ映画の典型である。

アレクサンドリア

レイチェル・ワイズ主演、スペインの映画である。

 

4世紀末、衰えてきたローマ帝国の都市「アレクサンドリア」が舞台だ。

 

主人公の女性は、哲学者。

 

今の哲学者と違い、科学者と言った方が良いだろう。

 

彼女は天体を観測し、いわゆる「天動説」を研究していた。

 

当時は、キリスト教が台頭し、勢力を強めていた。

 

ローマの古くからの神々は、帝国の衰えと共に、信仰が揺らいでいる。

 

そこに、ユダヤ教も絡んで、宗教対立が強かった。

 

「天動説」は、神をないがしろにするものである。

 

それ故、主人公は、迫害される。

 

ここに、恋愛や、思慕、権力などが絡んで、作品が出来上がっている。

 

後味の悪い映画である。

 

今でも「宗教狂い」という言葉がある。

 

新興宗教に狂い、常識を逸脱してしまう者がいる。

 

当時も今も、宗教に狂っている人間のすることは、同じだ。

 

 

ロックアウト

アメリカの映画である。

 

これも、CIAの凄腕エージェントがヒーローの作品だ。

 

時は、近未来。

 

アメリカ合衆国は、大量の犯罪者を収容する宇宙ステーションを開発した。

 

試験的に500の囚人を送り込み、冬眠させている。

 

人体実験をしているのではないかと疑問を持った大統領の娘が、スタッフと視察に訪れた。

 

囚人の一人を目覚めさせインタビューをするが、囚人にピストルを奪われる。

 

彼は、眠っている囚人達を目覚めさせ、宇宙ステーションを乗っ取った。

 

人質になった大統領の娘を救いに行くのが、主人公である。

 

元CIAの凄腕エージェント、今は、無実の罪で件の宇宙ステーションで眠りにつく刑が宣告されていた。

 

後は、乗り込んで、ドンパチやって、娘を救出して帰ってくるだけの話。

 

宇宙ステーションは爆破され、彼ら以外の生存者は無い。

 

強いヒーローと、我が儘で頭の悪い女性。

 

典型的な、古いタイプのアメリカ映画である。

 

 

ラストミッション

ケビン・コスナー主演のアクション映画である。

 

主人公はCIAの殺し屋だ。

 

妻と一人娘がいたが、任務の為、5年も家を空けて離婚していた。

 

この映画は、カーチェイス、ピストル、格闘などアクション映画の王道に、「家族の絆」を絡めている。

 

離婚するのが当たり前のアメリカでは、家族が揃って仲良く暮すこと、とりわけ、父と子の絆が、求められている。

 

ヒーロー願望は相変わらずだが、家族愛にも飢えているのだ。

 

そういうことで、この作品も例外ではない。

 

任務遂行中、娘からスマホに電話がかかってきたら、ちゃんと会話をする。

 

凄腕エージェントと優しい父親、これが、アメリカ人には受けた。

 

この作品は、「馬鹿になって観る」ことをお勧めする。

 

 

カラーパープル

スピルバーグ監督の作品である。

 

舞台は1900年代初頭、アメリカ南部。

 

ここに暮す黒人少女の成長と、彼女に関わる黒人達を描いている。

 

14歳の彼女が、二人目の子供を産むという場面から始まる。

 

彼女が「パパさん」と呼ぶ人が、赤ん坊の父親だ。

 

彼は、赤ん坊を彼女から取り上げ、売り飛ばしてしまう。

 

その後、彼女は暴力的な子持ちの男性 ( ミスター ) に嫁がされる。

 

そこでは奴隷のように働かされ、夜は性行を強制された。

 

消極的になっていく彼女の人生に、黒人歌手やミスターの息子の嫁が関わってくる。

 

黒人女性三人が、艱難を経て自立していく様を描いた作品だ。

 

評論家達には評判が良くないが、我々が娯楽作品として観るには、とても素晴しい映画である。

奇跡の丘

イタリア・フランス合作の映画である。

 

「マタイによる福音書」に基づいて、キリストの誕生から、処刑・復活までのエピソードを、忠実に描いている。

 

モノクロであり、雰囲気が出ている。

 

一般に知れ渡っているエピソードや「言葉」ばかりで、退屈な作品である。

 

熱心な信者は、有り難く見るのだろうか。

 

キリスト教も、様々に分派してしまっていて、それぞれ断章取義だから、「そこは正しいが、あれは違う」と批判するのだろう。

 

ともあれ、楽しい映画ではないが、キリスト教の勉強にはなった。