captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ロード・オブ・ウォー

ニコラス・ケイジ主演、アメリカの映画である。

 

ウクライナ人のユーリ・オルロフは、ユダヤ人の振りをして家族4人でアメリカに移住した。

 

ニューヨークでレストランを経営しているが、売上は芳しくない。

 

ある日ユーリは、別のレストランでロシアンマフィアの銃撃戦を目撃した。

 

それで彼は、武器商人になった。

 

レバノンベイルートの紛争が終わり、米軍が引き上げると、大量の武器が残されていた。

 

ユーリは、米陸軍将校に話を付けて、それらを仕入れ、別の紛争地域に売りさばいた。

 

インターポールのジャック・バレンタイン刑事は、ユーリを追い回す。

 

しかし、ユーリは、巧みに法の網の目を抜けていた。

 

彼は、憧れの女性と結婚し、息子もできた。

 

やかて、東西冷戦が終結した。

 

故郷ウクライナには、ソ連が残していった平気が大量にあった。

 

それらは、少将である叔父が管理している。

 

買い付けるのは、容易かった。

 

しかし、その叔父が暗殺される。

 

この作品は、実話に基づいているというキャプションが出る。

 

反戦映画である。

 

胸くその悪くなるシーンも、ある。

 

後味の悪い作品だ。

フィレンツェ、メディチ家の至宝 ウフィツィ美術館

イタリアの映画である。

 

15世紀にイタリアで興った、ルネサンスを支えていたメディチ家

 

サンタ・マルタ・デル・フィオーネ大聖堂のドームの紹介から始まる。

 

レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロ、ジョットなど、巨匠の作品が、多数紹介されている。

 

4Kの高精細画像で、素晴らしい。

 

芸術に興味あるなら、是非、観るべきだ。

ブレードランナー2049

アメリカのSF映画である。

 

2049年、ロサンゼルス市警の新型レプリカントのKは、旧型を解任 ( 殺害 ) する役割を担っていた。

 

かつて旧型ネクサスは反乱を起こし、製造していタイレル社は倒産、ウォレス社が従順な新型を製造している。

 

残っている旧型を排除する役割が、「ブレードランナー」 だ。

 

ある日Kは、プロテイン農場で働く旧型レプリカントモートンの解任に行った。

 

解任後、立っている枯れ木が気になり、地下をスキャンする。

 

すると、箱が見付かった。

 

後日、箱を掘り出すと、中には女性の人骨が納められていた。

 

調査の結果、約30年経過しており、出産の際に帝王切開して、そのまま死亡したらしい。

 

骨には製造番号が記されていた。

 

骨は、旧型ネクサスのものだったのだ。

 

レプリカントの出産例はなく、Kは調査を命じられた。

 

また、新型レプリカントを開発したウォレスも、この事実に興味を持った。

 

調査の途中で見つけた数字が、Kの記憶にある誕生日と一致した。

 

ハリソン・フォードが、前作と同じデッカード役で出演している。

 

 

 

 

赤ひげ

三船俊郎主演、日本の映画である。

 

江戸時代。

 

若き保本登は、医学を学ぶため3年間長崎に留学し、江戸に戻ってきた。

 

言われるまま訪れたのが、小石川療養所だった。

 

そこで所長、通称「赤ひげ」 から、医療見習いとしてここに詰めると、言い渡された。

 

江戸に戻れば、幕府の御番医になれると思っていた保本には、青天の霹靂である。

 

また、保本の許嫁は、彼が留学中に他の男と恋仲になり、子供を産んでいた。

 

保本は、診療に出ることもなく、酒を飲み、ブラブラしていた。

 

赤ひげに追い出されるよう仕向けていたのだが、赤ひげは、その手に乗らない。

 

ある日、敷地内の座敷牢に隔離されている女が、保本の部屋に来た。

 

彼女の美しさゆえ気を許し、殺されかける。

 

その後、亡くなる人を看取ったり、外科手術を手伝って気絶したり、経験を重ねていった。

 

3時間もある、長い作品だ。

 

患者の打ち明け話が長かったりして、冗長に感じる。

劇場版ダーウィンが来た ! アフリカ新伝説

日本の映画である。

 

舞台は、アフリカ。

 

3つの動物家族のドキュメンタリーだ。

 

先ず、ライオンの群で生まれた末っ子「ウイリアム」 の成長物語。

 

雄なので、いずれ群を出て行かなければならないのだが、狩りを学ぶのは雌だけ。

 

彼以外の兄弟達も、やがて群を追われることになる。

 

次に、幼い頃に片腕を失ったニシローランドゴリラと、その群の物語。

 

そして、群からはぐれてしまい、母親一頭が数頭の子供を養っているライオン一家の物語。

 

擬人化していて、ほのぼのとした物語風にしている。

 

野生の残酷さは、殆ど感じない。

 

美化しすぎだ。

ノーカントリー

アメリカの映画である。

 

1980年、テキサス州

 

殺し屋アンカー・シガーが、保安官を殺害して車を奪い、逃走した。

 

ハンティングに来ていたルゥエリン・モスは、荒野に大量の死体を発見した。

 

数台の車の側に死体が転がっていたが、一台の車の運転席にいた男は、生きていた。

 

しかし重傷で、「アグァ ( 水 ) 」 としか言わない。

 

トラックの荷台には、大量の麻薬が積まれている。

 

モスは、周囲を見渡し、見張っている奴がいるかもしれない木陰に向かった。

 

そこにいた男は死んでいて、大金の入った鞄があった。

 

モスは、それを持ち帰る。

 

その夜、重傷の男が気になったモスは、水を持って現場に戻った。

 

そこに、ギャングの一味が現われて、モスを銃撃する。

 

モスはかろうじて逃げ帰り、急いで妻を実家に帰して、自分も家を出た。

 

現場に残してきた車から、家が突き止められるからだ。

 

モスは、モーテルに部屋を取り、換気口に鞄を隠した。

 

しかし鞄には発信器が仕掛けられていて、シガーが探知して乗り込んできた。

 

シガーは、いわゆるサイコ野郎で、人を殺すことを何とも思っていない。

 

暴力的な言動はなく、日常茶飯事みたいに、簡単に射殺する。

 

最後も、よく分からない。

 

結局、何なのだ、という作品である。