アメリカの、SF映画である。
1988年、アメリカ合衆国はニューヨーク・マンハッタン島をコンクリート壁で囲み、巨大な刑務所とした。
食料はヘリによって投下され、中では囚人達の自治が認められていた。
ただし、脱獄者は容赦なく射殺された。
1997年、大統領が乗ったエアホースワンが、マンハッタン島に墜落した。
大統領はポッドで脱出した。
直ちに救出部隊が賭けつけたが、大統領は囚人達に拉致された後だった。
所長のホークは、護送されてきたばかりのスネーク・ブリスキンに、恩赦と引き替えに大統領救出を依頼した。
スネークは、元特殊部隊の英雄だが、今は大犯罪者として名高い。
彼は、頸動脈に時限爆弾を仕掛けられた上で、武器と通信機を持って、マンハッタンに侵入した。
彼は、かつての仲間であり、彼を裏切ったブレインと再会する。
荒唐無稽な作品だが、楽しめる。
主人公は英雄なのだが、そんなに強くないから、感情移入しやすい。
痛みが伝わってくるのだ。
あちこちにアラが目立って、予算が少なかったのだろうと推測される。