captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

フラッシュダンス

ジェニファー・ビールス主演、アメリカの映画である。

 

主人公は、バレエダンサーを目指している18位の女性アレックス。

 

昼は鉄工所で働き、夜はダンスホールで艶めかしい踊りを披露している。

 

身内が無く、犬と同居している。

 

ある日彼女は、バレエ団のオーディションに行く。

 

しかし、専門的な指導を受けたことがない彼女は、自信を失って、応募することなく帰ってしまう。

 

その後、職場の上司との恋愛、友人との別れなど、いろいろあるが、また再び、オーディションを受けに行く。

 

この作品の見どころは、最後のダンスシーンである。

 

名曲をバックに、躍動感がひしひしと伝わってくる。

 

夢が叶うまで努力をし続けること、その大切さを教えてくれる。

 

子供に観せたい映画である。

モンティパイソン 人生狂想曲

イギリスの映画である。

 

モンティパイソンという喜劇グループによるコメディだ。

 

七つの物語が、オムニバスで綴られている。

 

誕生から始まり、小学校での性教育、戦争、中年を過ぎての肥満、年老いての死など、全てハチャメチャな展開である。

 

コメディだが、結構、毒を含んでいるシーンが多い。

 

子供には見せられない作品である。

 

感激も感動もないが、たまにはこういうものを見ておくと、創作活動に自信が持てるだろう。

 

ただこれは、駄作ではない。

永遠に美しく

メリル・ストリープブルース・ウィリス主演の、ブラックなコメディ映画である。

 

主人公は、人気が落ち目になってきた女優である。

 

そこへ友人が、婚約者を連れてやってきた。

 

その婚約者を、横取りし、結婚してしまう。

 

がっかりした友人は、激太りで入院するが・・・。

 

秘薬で、若返る。

 

再会した二人は驚き、すったもんだの末、主人公も、その秘薬で若返った。

 

ところがこの秘薬は、若返るだけでなく、不老不死の薬でもあった。

 

旦那と友人は、よりを戻そうとして、主人公を殺そうとするが、首が折れても死なない。

 

冷凍になっても死なない。

 

友人の方も、銃で腹に穴を開けられても死なない。

 

葬儀屋でもある旦那は、遺体の修復が得意なので、2人の身体を修復する。

 

ところがこの2人は、感謝することなど無く、旦那にも秘薬を飲まそうとしたのだ。

 

彼は、自分が不老不死になったら、永遠に彼女たちの召使いのような人生になると悟り、寸でのところで飲まずに逃げ出す。

 

さらにエンディングは、強烈なブラックユーモアである。

 

ブルース・ウィリスは、ちょっと情けないオヤジ役が、とても似合っていて面白い。

イエスタデイ・ワンスモア

アンディー・ラウ、サミー・チェン主演の香港映画である。

 

元泥棒のパートナー、その後、結婚して大富豪になった二人は、優雅な暮らしをしていた。

 

ところがある日、夫が一方的に離婚して姿をくらましてしまう。

 

二年後、元妻は別の金持ち男性からプロポーズされ、承諾した。

 

彼の母親が持っている宝石に目が眩んだのである。

 

ところが、その宝石が、何者かに盗まれる。

 

手口の鮮やかさから見て、元夫らしい。

 

元妻は、元夫に再会するが、白血病を発症する。

 

さらに、元夫までも急性白血病になってしまう。

 

現実の世界では、この様な病気は突然来るものだが、脚本では、いただけない。

 

最初から、咳が止まらないとか体調不良とかのシーンがあれば、「ああ、具合が悪かったんだ」と納得できるのだ。

 

脚本は、必然でなければ、話が嘘っぽくなる。

 

物語に没入していても、急にしらけてしまうのだ。

 

 

ボーン・アイデンティティー

マット・デイモン主演のアクション映画である。

 

「CIA工作員ジェイソン・ボーン」シリーズの第1作だ。

 

マルセイユ沖で漁船に救助されたボーンは、銃で撃たれていて、記憶を無くしていた。

 

皮膚に埋め込まれていたマイクロチップから、スイスの銀行口座を知る。

 

貸金庫にあったのは、ジェイソン・ボーン名義のアメリカパスポートをはじめ数冊の偽造パスポート。

 

それらには、全て自分の写真が貼ってあった。

 

更に、拳銃や、数カ国の紙幣からなる大量の札束であった。

 

ボーンは、無意識のうちに出る外国語や格闘技に戸惑う。

 

そして、パリにあると書いてある自宅に行くが、記憶は戻らない。

 

そこへ、殺し屋が現れる。

 

この映画は、展開が速い。

 

ボーンは、暗殺計画に失敗して撃たれたのであった。

 

殺すはずだった相手、CIA、との三つ巴で物語が進む。

 

ロバート・ラドラムの原作「暗殺者」とは、最初の設定は同じだが、話は別物だ。

 

原作を読んでいても、映画を楽しめる。

 

知的で強いボーン役に、マット・デイモンは、うってつけだ。

 

また、観たくなってきた。

 

 

ワールド・オブ・ライズ

レオナルド・ディカプリオ主演のアクション映画である。

 

主人公は、中東に派遣されているCIAのエージェントである。

 

アメリカにいる幹部は、エージェントを駒としか考えておらず、2人はソリが合わない。

 

幹部は、主人公の妨害工作をしたりする。

 

幹部に逆らい、単独でテロリストに立ち向かう主人公が、カッコイイ。

 

冷徹で性格の悪い幹部を、ラッセル・クロウが演じている。

噂のモーガン夫妻

ヒュー・グラントサラ・ジェシカ・パーカー主演の、アメリカ映画である。

 

敏腕弁護士と不動産会社社長という、セレブ夫婦だったが、夫の浮気で別居中。

 

夫が、よりを戻そうとしていた時に、殺人事件を目撃してしまった。

 

二人は、犯人に顔を知られてしまったため、警察による証人保護プログラムを受け、田舎に引っ越した。

 

生粋のニューヨークっ子である二人にとって、のんびりした田舎暮らしは、異世界に来た感がある。

 

ドタバタしながらも、村人たちは優しく受け入れてくれた。

 

ヒュー・グラントは、この様な役にはうってつけだ。

 

平和な日々は、長くは続かない。

 

殺人犯が、ついに二人の居場所を探し当て、村にやってきたのだ。

 

夫は、果敢に立ち向かう。

 

シリアスな内容をコミカルな作品に仕上げている。

 

愉快な映画である。