captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

ルーキー

クリント・イーストウッド監督・主演のアクション映画である。

 

高級車泥棒を捕まえるときに相棒を殺されたベテラン刑事が、新人とタッグを組み、事件を解決する。

 

解決すると言っても、アメリカのアクション映画である。

 

派手な撃ち合いと、最後には射殺してお終い。

 

この作品では、新人刑事が、暴力の洗礼を受けて成長していく様も描いている。

 

最後のシーンは、イーストウッド監督の茶目っ気が、覗える。

 

良くできた娯楽作品である。

王になろうとした男

ショーン・コネリー主演の、冒険映画である。

 

イギリス支配下のインドで軍人をしていた二人の男が、ヒンズークシ山脈を越え、秘境の国へ行く。

 

未開の部族を平定しながら、ついにアレクサンダー大王が造ったとされる幻の都に到達した。

 

フリーメーソンのペンダントを付けていたことから、アレクサンダー大王の息子の再来と見なされ、神として崇められることになった。

 

旅立つ前の目論み通り、王冠を頂き、王として君臨することに成功したのである。

 

大王が残した、膨大な金細工や宝石も手に入れた。

 

しかし、偽りが長く続くものではなかった。

 

全体的に、盛り上がりが少なく、サスペンスもなく、退屈な映画である。

 

原作の小説の方が、面白かった。

カルテット ! 人生のオペラハウス

イギリスの映画である。

 

ダスティン・ホフマン初監督作品だ。

 

舞台は、引退した音楽家が集う老人ホームである。

 

それ故、出演者の殆どが老人だ。

 

このホームは資金難で、それを何とかするために、ガラコンサートを開くことになった。

 

そこへ、一人の女性が入居してくる。

 

彼女は、伝説のプリマ・ドンナだった。

 

入居者の一人が、元亭主、しかも、結婚期間が僅か9時間。

 

「カルテット」を組もうと、仲間と共に彼女をレストランに誘うが・・・。

 

コメディータッチではあるが、ほろっとさせられる。

 

ホフマン監督ならではだ。

 

イギリス英語なので、聞き取りやすいのも良い。

 

派手なアクションはないが、たまには、こういう映画も良いものだ。

オール・デイズ・ナイト

若き日のビートルズを、ドキュメンタリー風に撮影した映画である。

 

芝居は下手であるが、演奏は流石である。

 

数曲しか収録されていないのが、残念ではあるが。

 

もうポールとリンゴしか残ってないのか、とか、ジョージが一番イケメンだったのに、とか、考えながら観てしまう。

 

結論としては、コンサートビデオの方が良い、ということだ。

ダブルチーム

ジャン・クロード・ヴァン・ダム主演の、アクション映画である。

 

引退した元CIAエージェントが、復帰して敵と戦う物語である。

 

「引退した~の復帰」パターンが、大流行である。

 

ランボー以来、こんなのばかりではないか。

 

引退して年を取った者を連れてこなくても、気力・体力・精神力が充実した若者の方が役立つだろう。

 

現役で、最新の武器にも、作戦にも、敵情にも精通している者の方が、成功率が高いはずである。

 

実際にはどうなのだろうと、余計なことばかり考えて観てしまう。

 

それはともかく、彼のアクションは、派手に見えるハイキックを多用していて、現実味が乏しい。

 

カンフー映画の元祖とも言えるブルース・リーは、下段で崩して上段を蹴る。

 

手技と足技すなわち、パンチとキックのバランスが良かった。

 

でも、素人にはジャン・クロード・ヴァン・ダムの方が、カッコイイのだろうね。

スター・トレック イントゥ・ダークネス

スター・トレックシリーズの新作である。

 

シリーズも長くなると、人間ドラマに重点が置かれるようになる。

 

SFであろうが、時代劇であろうが、結局、人が求めているのは「善き人間関係」なのか。

 

見る前の「わくわく感」というか、期待感も、だんだん減ってくる。

 

シリーズ物は、長すぎてもよくないのかもしれない。

 

ミスター・スポックも、代替わりしたし。

ジョン・ウィック

キアヌ・リーブス主演のアクション映画である。

 

妻を亡くした、元プロの殺し屋が、自宅を襲撃される。

 

車を奪われ、病床の妻が彼のためにとプレゼントした犬を、目の前で殺された。

 

相手は、ギャングの息子であり、そのギャングは、嘗て彼のボスだった男である。

 

彼は、殺し屋として「復帰」し、復讐を果たしていく。

 

モグラ叩きの様に、次々と襲ってくる敵を殺していく手際は、実に鮮やかでだ。

 

超人的と言って良い。

 

そういう男が、素人に毛の生えたような奴らに自宅を襲撃され、殴り倒されるというのは、全く納得できない。

 

引退していたとはいえ、アンテナがさび付くわけがない。

 

引退しても、殺した相手の身内からは狙われ続けるのである。

 

自宅は要塞のようにしているはずだし、常に警戒を怠らないはずである。

 

と、ケチを付けたくなる作品だ。

 

脚本が、甘かったね。