captainsunday’s blog

ネタバレしないように、思い出に残っている映画を、簡単に解説しています。

イエロー・ハンカチーフ

舞台をアメリカ南部に移した、「幸福の黄色いハンカチ」のリメイクである。

 

内容は、ほぼ、同じだ。

 

オマージュなのか、創意工夫の能力がないのか。

 

アメリカ人には、あまり受けなかったようで、制作費の5分の1ほどしか興行収入がなかった。

 

2000年頃、ハリウッドは脚本不足だった。

 

リメイクだけでなく、日本のアニメやゲームを実写化して、凌いでいた。

 

そんな中で成功したのは「バイオハザード」だけではないか。

 

ハリウッドでは、どれだけ資金をつぎ込めるかで、明暗が分かれる。

 

話が、それた。

 

この作品は、「幸福の黄色いハンカチ」を超えていない。

 

足元にも及ばない、とまでは言わないが。

 

退屈な作品である。

ロード・オブ・ドッグタウン

1970年代、アメリカ西海岸の小さな街「ドッグタウン」が、物語の場所である。

 

この町で、悪ガキ達を中心に結成されたスケートボードチーム「ZーBOYS」を描いた実話である。

 

主要メンバーの一人、ステイシーが脚本を書き、他のメンバーも演技指導などをしている。

 

スケボーは、現在では世界大会が開かれ、選手の技もアクロバティックで凄いものであるが、映画で描かれているのは初期の初期。

 

今なら子供でもやっているような、いわば「しょぼい」技の演技で、大会が行われていた。

 

仕方がないことだ。

 

公開された当初にして、30年前の昔話だから。

 

それが災いしてか、制作費用の半分ほどしか興行収入がなかった。

 

 

マレフィセント

「眠れる森の美女」をマレフィセントの立場から描いた作品である。

 

マレフィセントは、翼のある妖精だ。

 

妖精というと、か弱くて可愛らしい感じのものをイメージするだろう。

 

しかしマレフィセントは、どちらかというと「魔女」に近い。

 

この作品は、コメディータッチの部分もあって、それなりに楽しめる。

 

アンジェリーナ・ジョリーにとって、はまり役である。

 

最後には感動的なシーンもあって、大人向けの作品だ。

 

 

プリンセスシシー

オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフに嫁いだエリザベートの物語である。

 

「シシー」は、エリザベートの愛称。

 

絢爛豪華な宮廷、王侯貴族の贅を尽くした生活が、そのまま描かれている。

 

映画であるから、内容は歴史的事実と同じではない。

 

感激も感動もないが、この様な最上級の生活を潜在意識に浸透させれば、現実もその様になるというのが「マーフィーの法則」だ。

 

試してみても、損はない。

名探偵コナン 純黒の悪夢

コナンシリーズ第20作目である。

 

以前の作品は、もう少し推理や謎解きの面白さがあった。

 

大人も楽しめる子供向けのアニメだったのが、子供しか楽しめなくなっている。

 

子供も、楽しいのだろうか。

 

一流の声優陣に混じって、天海祐希が、今回の鍵を握る人物の声を担当していた。

 

話題性のため、客集めのため、俳優に吹き替えをさせることが流行りである。

 

その全てが、違和感のある作品に仕上がっている。

 

天海祐希は、宝塚出身で、女優としては一流であるが、声優としては落第だ。

 

素人が台本を読んでいるように感じた。

 

演技が上手いのと、吹き替えが上手いのとは別なのだ。

 

声優は、声だけで勝負している。

 

表情も仕草も使えない。

 

だから、声による演技を磨き上げているのだ。

 

その人達の中に、素人を連れてくるのは失礼の極みである。

 

お金を払って見に来るお客さまに対して、非常に失礼なことなのだ。

 

 

 

 

奇跡の旅

アメリカの映画である。

 

主人公は、2匹の犬と1匹のネコだ。

 

母親の再婚で飼えなくなり遠くの友人宅に預けられた3匹が、長い苦難の旅を経て家に戻ってくる話である。

 

よくある話といえば、まあ、その通りだが。

 

この手の映画は、出てくる動物の表情が、人間的で不思議である。

 

今ならCGで加工するのだろうけど。

 

元気な頃のマイケル・J・フォックスが、犬の声を担当している。

 

ハラハラドキドキの連続で、実に楽しい。

 

分かっていても、最後は感動する作品である。

男はつらいよ

1969年に第1作が上映された。

 

テキ屋家業の寅さんが、20年ぶりに実家の団子屋に戻ってきたところから、物語が始まる。

 

シリーズ第1作を観ておくと、その後のシリーズのどれを観ても、話が分かりやすくて良い。

 

寅さんシリーズの特徴は、笑えるところにある。

 

自宅で、1人でDVDを観ていて笑うことなど滅多にない。

 

コメディ映画では、まず笑わない。

 

唯一、寅さんシリーズが、笑ってしまう。

 

脚本と演出、寅さんと相手の掛け合い、全て上手くいっている。